小田急線善行駅と長後駅西口をつなぐ都市計画道路「善行長後線」(全長5・9Km、幅員16m)の六会工区未整備区間(140m)を巡り、藤沢市は2年後の2024年を目指して開通させる方針であることが分かった。開通すれば長後駅に近い640mを残して5・3Kmがつながることになり、南北道路交通の利便性向上が期待される。
市道路整備課によると、今年度内に未整備区間の擁壁工事などを実施。22年度に道路造成、23、24年度の2カ年で同線に接続する県道の交差点や周辺の市道改良工事を行い、24年中の開通を目指すとしている。市は22年度当初予算案に関連事業費として、約1億5800万円を計上した。
同線は、国道467号線の交通負荷を軽減する南北交通路線として1957年に市が都市計画決定。段階的に整備を進め、2009年までに全体の9割近くが完了していた。
未整備区間は六会日大前駅と湘南台駅の中間で、六会小学校に隣接する地点。同線を通過する場合、現状は一度迂回する必要があるが、開通後は直進できるようになる。
残り区間「着工未定」
同線の整備を巡っては工事区間の大部分を占めていたゴルフ練習場の用地取得について、20年3月までに事業者と合意。残る2件の用地取得も完了し、昨年6月に市が着工していた。
長後駅に近い残り区間の整備について、同課は「着工時期など現状は未定」としている。
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