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藤沢版 公開:2022年5月13日 エリアトップへ

県大会でワンツーV 夢は「世界へ」 切磋琢磨、クライマー兄弟 濱田琉誠(りゅうせい)君(13)、琉碧(るい)君(10)

スポーツ

公開:2022年5月13日

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 日本勢が世界大会で活躍を見せるスポーツクライミング界。その世界を見据えて躍動する兄弟が藤沢にいる。濱田琉誠君(13・藤ヶ岡中2年)、琉碧君(10・大鋸小5年)。同じカテゴリーに出場した先月の神奈川選手権大会は優勝、準優勝のワンツーフィニッシュで飾った。二人は互いを「ライバル」と称え、切磋琢磨している。

 先月9日、秦野市で開かれた「第27回クライミングコンペ・オール神奈川」エキスパートジュニア男子(小4〜中2)部門。大会3連覇がかかった兄・琉誠君は、予選で課題を登りきる「完登」で1位通過し、決勝も最も高い高度まで登り優勝。弟・琉碧君は予選3位で突破し、中学生選手に交じって挑んだ決勝で準優勝を掴んだ。琉誠君は「来年からは国体選手の選考対象になるエキスパート枠。結果を残して神奈川代表に選ばれたい」といい、琉碧君も「今回は2位だったが、次こそは優勝を狙う」と先を見据える。兄弟揃って同じカテゴリーで優勝、準優勝を決めたのは「規模の大きい大会では初めて」といい、喜びもひとしおだ。

 クライミングとの出会いは琉誠君が4歳の頃。出演者が体力を競うテレビ番組「SASUKE」の出場を夢見て、そのトレーニングの一環で始めた。その背中を追うように琉碧君も競技を開始し、現在は放課後に戸塚区などのジムに通い、ともに練習している。

 以前は琉誠君が登り方を出題し、琉碧君が課題に取り組む師弟のようなスタイルだったが、今では互いに「登り方が似てきた。将来を見据えてライバル的な存在」と意識するように。ともに難しい課題を登れた時の達成感が魅力という。

 県ジュニア強化選手候補選考会も兼ねて開かれた今大会の結果を受け、県山岳連盟の「強化選手」(琉誠君)、「強化指定選手」(琉碧君)にも選ばれた2人。将来の目標を「世界で活躍できるクライマーに」(琉誠君)、「世界一のクライマーになりたい」(琉碧君)と定め、新たな壁に挑み、世界を目指す。

県大会で競技中の琉誠君(左)、琉碧君(TKD.photo)
県大会で競技中の琉誠君(左)、琉碧君(TKD.photo)

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