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藤沢 スポーツ

公開日:2022.10.21

ゲートボール
ゲートボールが日々の活力

  • 相手の打順を見守りながら戦略を立てる「山田クラブ」のメンバーら

  • 内野さん(右から2番目)中心に気合十分のメンバー

 11月12日に開幕するシニアスポーツと文化の祭典「ねんりんピックかながわ」には全国から1万人超の選手団が訪れる。県立スポーツセンター(善行)を会場に実施されるゲートボールは全競技中で最多の約1600人の参加を予定。「シニアスポーツの花形競技」とも呼ばれる同競技に、地元からは石川地区を拠点に活動する「山田クラブ」が出場する。

 秋空の下、主将の内野俊秋さん(72)を筆頭に練習場に集まったメンバー。昨年の県予選で準優勝し出場資格を獲得。1年を掛け腕を磨いてきた。今大会は男女混合の5人1チーム編成。チーム最高齢の松田日出子さん(82)のほか、富岡久さん(79)、杉本幸子さん(78)、岩田雄一さん(71)の布陣で臨む。

 ゲートボールは屋外、または屋内の平面コートで行う球技。ボールをスティックで打ち、順に3つのゲートを通過させ、コート中央のゴールポールに当てたら上がり。ゲート通過でポイントが加算され、合計点を競う。自チームのボールで相手チームを妨害するなどの駆け引きも醍醐味で、富岡さんは「だからいじわるな競技って言われちゃう」とにやり。

 長さや材質などそれぞれの個性でカスタマイズした「マイスティック」を携え、腕には「カウンター」を装着。カウンターは打点や点数を記録する競技専用の必需品で「高齢者は点数を覚えてられないから」とメンバーは笑う。

 元々はその名の通り山田公園で活動していたが、遊具で遊ぶ子どもたちに場を譲ることになり近隣の広場へ。杉本さんは「続けられることが一番」と話しつつも「前は週末はどこでもやっていた。近場で出来る場所が減ってしまうのは寂しい」とこぼす。

 みな競技を始めたきっかけは「近くでやっていて楽しそうだったから」。近年はグラウンドゴルフブームなどで競技人口が減っているというが、「チームプレイだから続けられる」と一様に口を揃える。内野さんの「上手い下手より、楽しむことが生きがいであり日々の活力。大会でもまずは楽しみたいね」の言葉に皆うなずいた。

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