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藤沢 文化

公開日:2022.12.16

藤澤浮世絵館で企画展
絵双六で知る江戸の旅路

  • 二代歌川国輝「東海道末広五十三次名所双六」

  • 溪斎英泉「東海道五拾三駅名所古跡略記道中双六」

 江戸っ子の旅路を色鮮やかに疑似体験--。

 企画展「サイは投げられた 江戸の絵双六おもしろヒストリー」が辻堂神台の藤澤浮世絵館で13日から始まった。当時の双六や関連する浮世絵など52点を展示。同館担当者は「現在も幅広い世代に馴染み深い双六を通じて、江戸の風情を追体験してもらえたら」と呼び掛ける。

     ◇

 江戸時代、「江戸っ子」にとって遊ぶだけでなく、鑑賞用としても好まれた「双六」。中でも各地の観光地への旅路を疑似体験できる「道中双六」は、特に人気があり、浮世絵で人気のある名所絵から着想を得たものが多数出版された。藤沢にもゆかりの深い「東海道双六」は昭和に至るまで度々制作されたという。

 企画展には、80〜90cm四方の絵双六や、折り畳んで収納した外袋が並ぶ。絵双六には「1月1日発行」と分かる表記もあり、毎年正月に新作が発売されたことが伺い知れるという。会場には、年末年始の時期に合わせ、江戸の信仰として親しまれた七福神にちなんだ浮世絵も並んでいる。

 「学芸員による見どころ解説」は1月14日(土)(受付中)、2月19日(日)(申込開始2月7日(火))。午前11時からと午後3時から(各30分)。各20人(申込先着順)。

 来年2月26日(日)まで。入館無料。開館は午前10時から午後7時(入館は6時30分まで)。月曜と12月29日(木)から1月3日(火)は休館。問い合わせは同館【電話】0466・33・0111。

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