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藤沢 社会

公開日:2023.01.06

独居高齢者支え続け県表彰
地域で訪問活動「明治友愛チーム」

  • 活動の様子。小島さん(右)が塩澤さんを訪問して菓子を手渡した

 老人クラブの会員が中心となり、一人暮らしの高齢者を訪問して見守り活動を明治地区で行う「明治友愛チーム」が先月1日、神奈川県高齢者福祉関係功労者等表彰の「高齢者に対する奉仕活動」分野で表彰を受けた。チームの小島征子代表(81)=辻堂新町=は「ともに活動してきた皆さんの力があって受賞できた」と感謝を述べた。

 「友愛訪問チーム」とは、老人クラブ会員らが在宅の認知症高齢者や一人暮らし高齢者を訪問して、話し相手や相談、家事援助を行うことで高齢者の孤独感を解消し、安心して日常生活が送れるように支援する活動。県内は指定都市を含め2296チーム、市内では89チームが活動している。

 同チームは20年ほど継続して活動し、50代から80代の6人のメンバーで構成。コロナ禍前は高齢者施設訪問も行い歌を披露してきたが、現在は各自が担当する一人暮らし高齢者宅の訪問が主な活動となっている。

 12月下旬、小島さんは城南に住む塩澤倫子さん(93)の自宅を訪問。4年前から定期的に訪れており、この日は塩澤さんお気に入りの食べやすい菓子を手渡し「元気ですか」との声掛けを行い、お茶を飲みながら互いの体調や近況を話した。

 塩澤さんは「片付けたい本をまとめて下さったり、一人ではできないことをしてもらえてありがたい」と笑顔を見せ、小島さんは「世代が近いからこそ共感し合いながら助け合える。もっと友愛活動を知ってもらい活動を広めたい」と話した。

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