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藤沢 社会

公開日:2023.03.17

マスク緩和 対応さまざま
個人判断「様子見」多く

  • 観光客で賑わう江の島弁財天仲見世通り(=14日)

 新型コロナウイルスの感染症法の位置づけが5月8日に「5類」に変更されるのに先行し、13日からマスク着用が個人の判断に委ねられるようになった。街中では早速着用をやめる人の姿もちらほら見られたが「いきなり外すのは抵抗がある」「もう少し様子見」などの慎重な声が聞かれた。

 晴天に恵まれた14日の江の島。土産物店や飲食店が並ぶ江の島弁財天仲見世通りには多くの観光客で賑わっていた。大半はマスクを着用していたが、つけない人や同じグループ内で着脱が別れるなど対応はさまざま。

 「今日は暖かいしマスクがない方が涼しい」。大阪から親子で訪れた40代と20代の女性は、マスクを外して江の島散策を楽しんだ。電車に乗るときなどは着用し、屋内外で変えているという。

 愛知から家族4人で訪れた50代男性。自身と50代の妻、80代の母はマスクを着用している一方、20代の娘は13日から着用をやめた。「人の少ないところでは自分もつけていない。日常的に外すのはもう少し先だと思う」と話す。

 茨城から訪れた2人組の70代女性は高齢者の感染リスクを念頭に「相手にマスクをつけてくれとは言えない。自分でできるだけの予防をしていきたい」と今後も着用を継続する考えという。

 行政や事業所でも、マスク着用は個人判断とするものの、継続するケースがほとんどのようだ。藤沢市では職員の着用は国や県の方針に基づき個人判断とするが、窓口のパーテーションなどは据え置いた。医療機関などでは常時着用を求める。市議会では13日以降も着用する方針を固めた。

 江ノ島電鉄では乗務員など社員も当面の間マスク着用は続けるものの、13日から車内や駅構内で着用を促すアナウンスは取りやめた。関連するポスターも順次取り外していくという。

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