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藤沢版 公開:2023年6月9日 エリアトップへ

フードバンクふじさわ 物価高騰でニーズ急増 「伴走型」で配布延べ5千人超

コミュニティ社会

公開:2023年6月9日

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食料品を配布する様子(1日・ささえあいセンターヨロシク♪まるだい)
食料品を配布する様子(1日・ささえあいセンターヨロシク♪まるだい)

 コロナ禍や昨今の物価高騰を背景に家庭や企業で余った食料品を集め、必要としている困窮者へ提供している「フードバンクふじさわ」の需要が急増している。団体によると2年前の設立から延べ利用者数は5千人を超えた。行政、企業、市民団体が顔の見える形で連携し、広がりを見せる支援の輪を関係者は「今後も継続的な運営を目指したい」と話している。

 「開始の5時までもう少しお待ち下さいね」

 1日の午後5時前、藤沢駅北口の路地にある配布拠点の前に、事前に予約した子ども連れの女性や大学生15人ほどが並び、ボランティアが声をかけた。

 施設内ではボランティアが、袋麺やレトルト食品を紙袋に詰め、米や油、調味料、缶詰をテーブルの上に丁寧に並べていく。受け渡しが始まると「元気でしたか」「また来て下さい」。顔馴染みとなった利用者と声を交わし合っていた。

 「お米が家にあることが、家族が食べていけると思えて何より安心できる」。利用者の40代女性は切実な声を口にする。働きながら6人の子どもを育て「子どもと来る時はお菓子を選ばせたり、談笑できてありがたい」と話した。

 副代表の鷲尾公子さん(76)は「食品を渡すだけでなく、寄り添いながら『伴走型』で支援し、必要に応じて行政や社協への橋渡しをしている」という。

 同団体は21年3月末に設立。仕組みは、市役所などの「フードドライブ」に集まった市民からの食料品や企業から寄付のあった食料品を、市や社協、企業が配送し市内2カ所に保管。

 その後「地域支え合いセンター」など市内5カ所の提供拠点「フードパントリー」に配送し毎週1回、事前予約を受けたひとり親世帯やひとり暮らしの大学生に無償で提供している。

 21年4月から23年5月の延べ利用者は5542人に上る。年度毎では21年度2195人、22年度2805人で増加傾向にあり「今年度は2カ月で500人を超えており年間3千人を超す想定」(事務局)。コロナ禍が落ち着いたが物価高騰の影響で利用者は日に日に増えているという。

 一方で提供される食料品は「物価高で余る食材が減ったと思われ、以前に比べて格段に減っている」と代表の野副妙子さん(73)。「活動をもっと知ってもらい、ボランティアの担い手も増えていけば。市や社協、企業とも連携し、持続可能な支援を続けたい」と力を込めた。

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