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藤沢 人物風土記

公開日:2023.07.21

藤沢市薬剤師会会長に就任した
村上 和宣さん
辻堂太平台在住 55歳

知見生かし健康届けたい

 ○…「薬局をいつでも気軽に健康に関する相談ができる場所にしたい」。そんな思いを胸に、会長に立候補した。副会長8年、理事時代を含めると20年、会の中枢で活動していただけに、大変さは理解している。だがそれ以上に会員の信頼が大きい。「皆さんと一緒なら新しいことへの挑戦もできる」と迷いはない。

 ○…市民が薬剤師と接点を持つのは薬を受ける時が主。治療の要ともいえる適切な服薬を促すことはもちろんだが、会として今後はもっと市民と接する機会を増やすことを掲げる。薬剤師としての知見を活かし、事故を起こさないための残薬管理や、薬の飲み合わせリスクの回避、さらには体調の相談など、市民の健康に寄り添った薬局の運営や、無料講座の展開を考えている。「実は皆さんのお役に立てることが多いんです」と自信をのぞかせる。

 ○…父の後を継ぐ「くすりのユニオンファーマシー」(藤沢)の2代目。薬剤師を目指したのは父の姿を見てきたことに加え、自身が薬に助けられたことが大きい。年を越せないとまで言われるほど体が弱かった子どもの頃から多くの薬を服用。「今元気でいられるのはそのおかげ」と振り返る。だからこそ、薬局ではきちんと服薬できるよう、丁寧に対応している。「体調不良で訪れた方が、薬をもらって安堵の表情を浮かべる。自分もそうであったように、薬剤師としてそんな安心を届けたい」と誓う。

 ○…横浜生まれ、藤沢育ち。長く住む中「本当に人がいい街」と太鼓判。今は遠ざかっているが小中高大とトランペットを吹いていた。「1つの音楽をオーケストラ100人で作り上げる。調和が楽しくて」と話す。「会長としての仕事と同じだ」とほほ笑んだ。

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