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藤沢 社会

公開日:2023.10.20

世界で一つのユニフォーム
藤沢翔陵高校 野球部員らが藍染め

  • 藍染めを指導した守谷さん(左)と藤沢翔陵高校の野球部員ら

 個性際立つユニフォーム、できました――。

 藤沢翔陵高校(善行)の野球部員らが13日、試合で着用するユニフォームを藍染めした。全国的にも珍しい取り組みで、藍の伝道師として活動する「藍左師」の守谷玲太さんが卒業生だった縁で実現。1、2年の48人が指導を受けながら思い思いの柄に染め上げた。

 この日、グラウンドに集まった部員らは守谷さんから藍染めについての説明を受け染色作業に着手。白い生地をつまんだり、ねじったりしながら染色液に漬け、水にさらして広げると、まだらや花火柄など鮮やかな藍の模様が浮かび上がった。

 同部は「個性を生かしたチーム作り」を掲げているといい、川俣浩明監督は「藍は一つひとつ模様が異なり、個性がありながら一体感が得られる」と染色を依頼。部員らは今夏、守谷さんが管理する畑で藍の刈り取りも経験した。染色したユニフォームは公式戦では使用できないが、練習試合用として活用するという。2年生で主将の上田里(さとる)さんは「着るのが楽しみ。個性的なユニフォームなので、モチベーションも上がると思う」と笑顔を見せた。

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