幕末の江戸城無血開城の立役者である勝海舟の玄孫(やしゃご)であるフリーライターの高山みな子さんが7日、鵠沼公民館で講演した。
同館を拠点に活動する「くげぬま探求クラブ」の創立30周年記念行事として企画された。約100人が来場し、歴史を動かした偉人の功績に耳を傾けた。
高山さんは海舟の4代後の子孫で、フリーライターとして全国で講演などを行っている。
この日は、鵠沼藤が谷にある賀来神社の社号標に海舟の筆跡が使われていることなど藤沢との関わりを紹介。家族写真など子孫ならではの貴重な資料をはじめ、幕末の世界地図など全国各地から集めた海舟にまつわる資料を映像に写しながら、「海舟は若者への教育や人材育成に積極的だった。明治維新では一気に世界が変化したが、人の育成を進めたことが、文明開化につながっていると思う」と解説した。さらに、海舟を支えた島津斉彬や当時の豪商たちの関わりなども語った。
地域貢献や自己研鑽など20を超える部会がさまざまな活動を行う同クラブ。世話人代表の坂口純則さんは「近代史を語る会のメンバーが中心となり、多くの方にご参加いただけて良かった。幕末や明治維新の人気を改めて感じました。来年も歴史講座を開催したい」と話す。
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