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公開日:2024.01.01

新たな結節点へ準備着々
藤沢駅周辺再整備事業進む

  • クレーンが設置され、改良工事が進む藤沢駅

 鉄道3線が乗り入れ、湘南エリアの玄関口として発展してきた藤沢駅周辺の再整備事業が本格化している。昨年6月にはメイン事業となる自由通路の拡幅と改札を橋上化する駅舎の改修に関して藤沢市と小田急電鉄が協定を締結。現在駅南口にはクレーンが設置され、仮設・基礎工事も始まった。2028年3月末までの完了を目指しており、回遊性、利便性が向上した新たな交通結節点の誕生が待ち望まれる。

 藤沢駅周辺の再整備事業を巡っては市が12年3月に再整備構想・基本計画を策定。これまでに駅北口広場や地下通路の改修が完了している。

 総事業費が約83億7千万円にのぼる同事業では、小田急側の自由通路(約41m)は現状の8mから16mに拡幅。バリアフリー対応として南口付近には新たにエレベーターを設置する。

 駅舎1階にある小田急江ノ島線藤沢駅の改札口はJRの改札口がある2階に橋上化。地上階は一部のみ供用する。完成すればJR、小田急、江ノ電が同じ階層で乗り換えが可能になり、利便性が大きく向上する。

 駅コンコース内にもエレベーター2基とエスカレーター4基を整備。工事に合わせて撤去された公衆トイレ、交番、観光案内施設は新たな駅施設の一角に再整備する。

街づくり官民連携で

 隣接する辻堂駅などでは新たな都市拠点の形成が進んでおり、JR藤沢-大船間には2032年頃に新駅の開業も予定される。賑わいを発信する中心地として藤沢駅周辺の都市機能強化は不可欠で、同駅の改良はその中核に位置付けられる。

 駅周辺ではフジサワ名店ビルなど3棟から成る「391街区」が29年をめどに新たなビルへの建て替えを進めている。市も築年数が経過したビルの建て替えを促すための支援策を用意。駅の改修と合わせ官民連携の街づくりを推進する考えだ。

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