藤沢 文化
公開日:2024.01.05
藤澤浮世絵館で展示
北斎たちの描いた東海道
葛飾北斎など江戸時代の浮世絵師らが描いた藤沢や江の島の作品を展示する企画展「北斎と門弟たちの藤沢・江の島」が辻堂神台の藤澤浮世絵館で開催されている。2月25日(日)まで。
会場に並ぶのは約70点。そのうち「諸国瀧廻り 相州大山ろうべんの滝」や「江島春望」など約20点が北斎による作品で、同館学芸員の益田亮助さんは「当時からほとんど流通しなかった貴重な作品も展示している」と見どころを話す。
藤沢が題材となった理由については東海道の要衝だったことのほか、「七里ガ浜から西を描くと、近景の浜辺、中景に江の島、遠景に富士山を捉えることができる。西洋の遠近法を取り入れた北斎には相性が良かったのではないか」と推測。江戸時代には弁財天信仰が盛んだったことを踏まえ、「弟子の魚屋北渓(ととやほっけい)による『江島記行』シリーズや、柳々居辰斎(りゅうりゅうきょしんさい)の弁財天鐘に白蛇が巻き付く絵など、江の島は創作にも影響を与えた」という。
ほかにも歌川広重が描く七福神や、曲亭馬琴の読本、十返舎一九の作品などを展示する。
入館無料。開館は午前10時から午後7時。月曜日休館。学芸員解説は、あす1月6日(土)と2月4日(日)、午前11時から11時半と午後3時から3時半に開催。定員は各回先着30人。問い合わせは同館【電話】0466・33・0111。
2月12日(祝)には、市役所5階会議室ですみだ北斎美術館学芸員・山際真穂さんの講演「北斎と門弟たち」が開催される。午後2時から3時半。参加無料。先着60人。1月13日(土)から藤澤浮世絵館で申し込み受け付け。
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