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藤沢 社会

公開日:2024.01.05

税の大切さ訴える
中学生が1日税務署長に

  • 訓示として作文を披露する佐藤さん(上)と決済業務を体験する奈良さん

 藤沢税務署(白田徳秀署長)で先月20日、中学生による1日税務署長体験が行われた。

 署長を務めたのは昨年公募された「税についての作文」で藤沢税務署長賞を受賞者した聖園女学院中学校の佐藤みなみさん(3年)と、茅ヶ崎市立中島中学校の奈良光さん(同)。

 当日は白田署長から委嘱状を受けた後、今イベント実施の決済を行い、職員に訓示として作文を披露した。

 佐藤さんは「街のみどりは誰のもの?」と題して、某中古車販売業者が街路樹を枯らしてしまった事件をきっかけに、街路樹が税金で賄われている共有の財産であること、また花や緑がある地域が多い地域は犯罪抑止につながっていることを述べ、「私たちが納めた税金は形を変えて身近なものになっている」と訴えた。

 奈良さんは「税金って...」とのタイトルで、消費税が道路整備や教科書、警察、消防の活動に使われていることを知り得たことを話しつつ、消費税率25%のスウェーデンの状況を紹介。税率が高いにも関わらず国民満足度が高いことや、税金の使い道を決める政治への関心度が日本に比べてはるかに高いとし、国を良くするために「国民一人一人が意識を持ち動くことが重要だと考える」と述べた。

 2人の訓示を聞いた税務職員は「税に対する理解、考察が素晴らしい。1日署長に恥じないよう職務に邁進したい」と襟を正した。

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