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藤沢 社会

公開日:2024.03.01

地震体験VRでリアルに
市、最新車両を導入

 藤沢市はこのほど、地震をVR(仮想現実)でリアルに再現できる最新の地震体験車=写真=を導入した。リチウムイオンバッテリーを搭載しており、避難所や災害現場で非常電源機能としても活用できるという。

 体験車両は震度2〜7までの揺れに加え、関東大震災など過去に発生した9種類の地震、南海トラフ地震など6種類の想定地震を再現できる。

 VRコンテンツでは専用のゴーグルをかけると揺れと連動した映像が流れる仕組みで、「キッチン」「教室」「屋外」の3場面が体験できる。

 市危機管理課によると、従来の車両が導入から17年が経過し老朽化していたため更新を検討していたところ、いすゞ自動車藤沢工場(土棚)からベース車両(3t級)寄贈の申し出があった。荷台部分は市が予算措置し、専門の業者が完成させた。車いすでも利用できるバリアフリー仕様となっている。

 4月以降、学校や防災イベントなどで運用する予定で、同課は「VRで地震体験をすることでこれまで以上に災害の危険性や恐ろしさを学べる。市民の防災意識向上に役立てたい」としている。

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