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藤沢 社会

公開日:2024.07.19

本の楽しさ 全ての子に
藤沢LC 「りんごの棚」贈る

  • 上・寄贈式に参加した同LCメンバーと市図書館関係者左・青い鳥文庫の大活字。文字の大きさは通常の2・5倍

 藤沢ライオンズクラブ(藤沢LC・立石直子会長)は10日、総合市民図書館の障害者も読める本を並べる「りんごの棚」事業に対し、大活字本56冊と書棚2台を寄贈した。企画した前会長の熊谷輝幸さんは「誰しもが読書の楽しさを感じられるようにしたいと考えた。ぜひ利用してもらえるよう、周知してほしい」と話した。

 「りんごの棚」は、障害のあるなしにかかわらず、全ての子どもが読書を楽しめるようにと、スウェーデンで始まった事業。同図書館にはすでに、文字がわからなくともストーリーが追える絵を中心にした本や布で形を作って手で触れる本、点字の本などを揃えている。

 寄贈された大活字本は、子どもたちに人気の高い青い鳥文庫など。文字は通常の2・5倍に拡大され、読みやすいゴシック体が使われている。

 同図書館で障害者の書籍を担当する中山裕子さんは「書籍はもちろん、今回の書棚の寄贈で置場が点在していた本を一カ所に集めて分かりやすくもできた。多くの方に手に取ってほしい」と呼び掛けた。

 りんごの棚は、地下1階の児童図書のフロアに設置されている。

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