「ふじさわ市民ミュージカル」第11回公演の実行委員長を務める 伊藤 弥生さん 村岡在住 50歳
大切な関わり合いつなぐ
○…「ふじさわ市民ミュージカル」との出合いは10年前。娘たちの出演がきっかけだった。内向的だった三女を「親から手が離れていても楽しめる場所になれば」との思いで、次女とともに送り出した。願い通り子どもたちは幅広い世代のメンバーにかわいがられ、見違えるほどたくましく成長。母として感謝の気持ちもあり、前々作から実行委員を引き受けた。「(委員長の仕事は)全然大変じゃない」。こう言い切るのは、仲間の苦労を見てきたからだ。
○…2020年の第9回公演は中止に。2年間かけて制作を終え、キャストが揃って稽古を始める段階だったが、コロナ禍で叶わなかった。22年には同じ内容でキャストを再募集。感染症対策をしながらの練習は難航したが、関係者の協力によって無事に第10回公演を行うことができた。
○…自身にとって市民ミュージカルは「大切なコミュニティーの場」。出演する子どもたちが色々な世代の人たちと関わりを持てるというだけでなく、親子同士のつながりも深められると実感している。衣装作りや大道具運びなど、公演には保護者の協力が欠かせない。「親子で一緒に苦労した時間は、後から振り返った時に大切な思い出になる」。また、保護者同士で行う作業も交流の場の一つ。「家庭科は嫌いだったけれど、ここでの衣装作りはお母さん同士で頑張れた」と笑う。
○…「一度くらい自分も舞台に立つ側になってみよう」と、昨年ゴスペルサークルに入会した。初舞台は緊張したが、夫と長女は感動のあまり号泣。出演者が成長し、輝く様子を見届けることができるのが舞台の魅力だ。「子どもたちが頑張っている姿は愛おしい。この大切な場所をずっとつないでいきたい」
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