藤沢市内での特殊詐欺の認知件数は今年7月までに49件、被害総額は1億2673万円にのぼることが藤沢・藤沢北両署への調べで分かった。
内訳を見ると、古典的な「オレオレ詐欺」が27件、1億407万円で全体の8割以上を占めた。次いで「預貯金詐欺」が14件、1148万円。自治体や税務署の職員を名乗り、医療費の払い戻しがあるからと、キャッシュカードの確認や取り替えの必要があるという口実で自宅を訪れ、カードをだまし取るなどの手口だ。また、有料サイトで未払い料金がある、パソコン画面に「ウイルスに感染した」と表示させて金銭を奪うといった「架空料金詐欺」、簡単に融資が受けられると信じ込ませて申し込んできた人に「保証金が必要」などと言う「融資保証金詐欺」、医療費や税金、保険料の還付金手続きを促してATMを操作、送金させる「還付金詐欺」、右の記事で紹介した「キャッシュカード詐欺盗」が数件発生した。
最近では、SNSで関係を深めて信用させ、指定された口座へ金銭を振り込ませる「ロマンス詐欺」も多発。県内では同月累計で324件、約59億1100万円の被害があった。藤沢署によると「長期間のやり取りで芽生えた恋愛感情や親切心につけ込むため、だまされてしまう」という。少しでもおかしいと感じたらまず警察へ連絡を。
問い合わせは藤沢署【電話】0466・24・0110、藤沢北署【電話】0466・45・0110。
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