県内・都内の小学生が競い合うビーチバレーボール大会「SANNO CUP」が12日に産業能率大学湘南キャンパス(伊勢原市)で開かれ、湘南台小学校を拠点として活動するバレーボールチーム「湘南台ジュニア」が優勝した。同大会4年ぶりの優勝となる。
湘南台ジュニアのチームは小学6年生男女混合7人が出場した。普段は小学2年から6年のメンバー30人が、同小体育館で練習に励む。砂浜での試合に最初は戸惑うことも多く、主将の河島遥人さん(12)は「柔らかい地面に足を取られたり、風向きや日差しに左右され、とても難しかった」と振り返る。「強い相手でも、できることをやる」を心がけたという河島さん。サーブをちゃんと入れ、間に落ちるボールを正確に拾うなど、ミスを防ぐプレーで勝ちを収めていった。
「バレーボールが好きになる」ことを目的とする同クラブは、体幹トレーニングや走り込みなどを重視する。「普段と違う環境でも基礎を生かせるための応用問題としてビーチバレー大会に出場した」とスタッフの田村隆さんは話す。
優勝について田村さんは「チームとして力がついた。これからも各々でこの経験を生かしてほしい」と話した。
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