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藤沢 社会

公開日:2025.04.18

藤沢湘南LC
「盲導犬の育成支援にご協力を」
モールフィルで募金、歩行体験も

  • 指導員協力の下、アイマスクをつけて盲導犬と一緒に歩く子ども

 藤沢湘南ライオンズクラブ(丸岡尚子会長・LC)は12日、辻堂新町のショッピングモール、湘南モールフィルで盲導犬育成支援の募金活動を実施した。同LCメンバーのほか、東京都内で盲導犬の育成に取り組む(公財)アイメイト協会の指導員と盲導犬のラブラドール・レトリバー2頭が参加。来店者に協力を呼びかけた。

 同協会によると、盲導犬育成団体は国内に11カ所あるが、1頭育成するのに数百万円かかることから、視覚障害者に対し盲導犬の数は足りていないという。

 こうした状況を踏まえ同LCでは、20年ほど前から盲導犬育成支援の募金活動を行ってきた。集まった浄財は盲導犬の食料や水、育成施設の設備費などに充てられる。

 この日は募金活動のほか、視覚障害者の理解を深め、自分事として考えてもらおうと、盲導犬の歩行体験も初めて企画された。黒いアイマスクを装着した体験者は左脇を締め、ハンドルを左手で握り、右手で手を振りながら約20mのU字コースを、障害物を避けながら歩いた。体験した辻堂小4年の女児は「目の前が真っ暗の中歩くのは怖かったけれど、ワンちゃんは大人しくて良い子で引っ張ってくれたから安心できた」と笑顔で感想を述べ、丸岡会長は「利用者の安全安心のため、今後も活動を続けていきたい」と話した。

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