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藤沢 社会

公開日:2025.05.02

藤沢海洋少年団
心身たくましい青少年育成

  • 巡視艇「うみかぜ」で相模湾をクルージング

  • 副団長の小河さん

 「海に親しみ、海に学び、海に鍛える」をモットーに掲げ、江の島ヨットハーバーを拠点に活動するのが「藤沢海洋少年団」。海上訓練などを通じて社会性を培い、心身ともにたくましく、自立性のある青少年育成を目指すボランティア団体だ。1976年7月に設立され、来年には50周年の節目を迎える。

 先月13日、入団式が開かれ、新たに6人が仲間入り。小学1年生から高校3年生まで、現在40人のメンバーが在籍する。

 通常訓練ではカッターボートやヨットの操縦のほか、手旗信号を使用した送受信、ロープの結び方を習得する。海洋少年団は海上保安庁の下部組織団体で、湘南海上保安署の協力により、来月には落水訓練も行われる。岸から沖へ向かって流れる離岸流の仕組みや危険性、万が一巻き込まれた際の対処法などを学ぶ。

 海洋少年団で副団長を務めるのが、小河愛由美さん。自身の子どもが3年生の時に団の活動に参加した。その後知人に誘われ、船舶免許1級を取得し、子どもたちの成長を見守っている。

 ジュニア、初等級、中等級、高等級と分かれ、上級生が下級生を指導する体制がある。小河さんは「集団生活に慣れ、リーダーシップを育む目的がある」とした上で、「周りの状況を把握し、適切に判断するという学力では測れない力が養える。皆で息を合わせて、できたという達成感、成功体験を味わうのが大事」と魅力を語った。

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