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藤沢 ピックアップ(PR)

公開日:2025.06.27

災害避難「助かった命、失わせない」
井戸活用の「イドテック・トイレ」
(株)井戸屋

  • 上2点と左下・品川区民公園に設置された同社のイドテック・トイレ右下・藤沢工科高校で生徒とともに整備した災害トイレ

  • ※広告に表示されている数字のアイコンは、SDGsの17の目標のうち、同企業の取り組みに該当する項目を一部掲載したものです

 「避難所のトイレ問題は命に関わる」と力を込めるのは、藤沢市と茅ヶ崎市に拠点を置く(株)井戸屋の綾久会長。実際に被災地に足を運び、避難所のトイレで目の当たりにした惨状は、使用することをためらわせ、「トイレに行かないために水分をがまんし、避難所で動けず命に関わるエコノミークラス症候群を発症する人がいた」という。事実、2016年の熊本地震では、発災2週間目に重症者49人、うち8割の35人が女性だったとの報告があった。

 同社はそんなトイレに起因する二次被害を減らそうと井戸を使い、下水道に流す水洗式の清潔な災害トイレ「イドテック・トイレ」の普及に尽力。現在、県内外の公共施設や公園、高齢者施設などに導入されている。

 今年1月には、他にはない災害用水洗トイレシステムが評価され、県工業技術大賞を受賞した。

トイレ寄贈で貢献も

 県立藤沢工科高校の生徒にも、自分たちの学んだ技術で社会に貢献できることを体験してもらうため、機材を寄付。生徒と力を合わせて災害用水洗トイレを完成させた。「いざの災害時に近隣住民の方々のお役に立てると思う」と綾会長。

 2021年には茅ヶ崎市役所に40mの井戸と、災害用水洗トイレ4基を寄贈している。

 綾会長は「事業者の前に人として安全安心のまちづくりとは、どういうことか。体現をしていきたい」と思いを述べた。

株式会社井戸屋

茅ヶ崎市芹沢874-2

TEL:0467-54-3241

https://idoya.jp/company/

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