藤沢市が今年1月にリニューアルした公共施設予約システム。施設の利用者から「操作方法が分からない」「予約ができない」といった声が市に多数寄せられ、混乱を招いている。新システムが導入されたばかりだが、改修に追加費用がかかる可能性もあることが分かった。23日に行われた市議会定例会で、井上裕介市議の一般質問に中山良平副市長が答弁した。
井上市議は、例えば体育館全てを借りようとすると、コートの一部分や会議室、和室など1カ所ずつ何度も予約しなければならないことに触れ、「3〜4時間かけて申請した後、メールが100数件返ってきたという人もいる」などと操作面のみならず、運用面でも多くの課題があることを指摘。改善に向けた対応について質問すると、中山副市長は「利用者には周知不足、不便をかけてしまい、改めてお詫び申し上げたい。今後、改善内容によっては追加費用が生じる可能性も想定されるが、事業者と交渉、調整を行う中で、最も効率的かつ経済的な対応に努めていく。利用者から困りごとや相談が寄せられた際には、親身に寄り添った対応を行うと共に、庁内の関係部署が連携を図っていく。併せて担当職員のシステムに関する対応力のさらなる向上を目指したい」などと答弁した。
その後も井上市議は「なぜこのような事態に至ってしまったのか。責任も踏まえて検証すべき」などと訴えた。
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