藤沢 ピックアップ(PR)
公開日:2026.01.01
遠藤
四季が彩る里山の風景
遠藤を住んで良し、訪れて良しの楽しい場所に--。市が認定する「藤沢マイスター」の一人であり、樹木医の資格を持つ冨田改さん(79)は、里山の保全と農業の活性化を柱に据え、長年にわたり独自の地域振興策を次々と形にしてきた。
活動の原動力は、かつて自身が遊び場として駆け回った遠藤の里山や森、田んぼの風景。時代の変化とともに失われつつあるこの原風景を地域の財産として後世に残すため、冨田さんは「土地の大部分を所有する農家が元気にならなければ、緑は守れない」と、農家が経済的な活力を維持できる仕組みづくりを模索し続けてきた。
その具体的な成果の一つが、2015年に開園した「遠藤まほろばの里 藤沢えびね・やまゆり園」だ。約130種類の山野草が鑑賞できる同園は、昨年開園10周年を迎え、市内外から多くの人が訪れる観光拠点となった。さらに、この流れを農業支援に繋げるべく、18年には国家戦略農業特区を活用した飲食店「農家レストランいぶき」を開業。関東圏初の事例として注目を集め、地産の食材提供や収穫体験を通じて、遠藤の農業活性化に寄与している。
市内三大谷戸の一つでもある「遠藤笹窪谷」を整備し2022年に開園した「遠藤笹窪谷公園」では、湘南地域最大級を目指し、菖蒲園の整備に着手。地元の中学生が毎年植え付けに参加するなど、地域が一体となった景観づくりを主導し、今夏には1万8800本の花を咲かせた。
これらの施設によって「遠藤を訪れる人が増えた」と手ごたえを語る冨田さん。次に思い描くのは「春には桜、秋には紅葉と、季節の彩りが楽しめる風景」だ。多くの木を植え、それが立派に育つまでの道のりは長い。それでも「地元の人に、ふるさとはいいところと思ってもらいたい」との思いで、現在は遠藤に100本の桜を植える計画を進行中だ。地域の魅力を引き出し、次世代へ繋ぐための歩みは、これからも着実に続いていく。
活動の参加者は随時募集中。(問)冨田さん【携帯電話】090・8684・2378
冨田改
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TEL:090-8684-2378
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