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藤沢 教育

公開日:2026.02.20

湘南台小鼓笛隊 半世紀の歴史に幕
「心一つに、忘れないで」
校庭の解散式で指揮杖返還

  • 最後の演奏を終え、天野校長(右)に指揮杖を返還する主指揮の酒主さん

    最後の演奏を終え、天野校長(右)に指揮杖を返還する主指揮の酒主さん

 湘南台小学校の校庭で16日、鼓笛隊の解散式があった。1973年の開校以来、地域に親しまれてきたが、教育課程の変更や児童の練習時間の確保が困難になるなどの原因が重なり、およそ半世紀の歴史に幕を下ろした。最後の演奏は『校歌』と『ドラムマーチ』。6年生約150人は伸び伸びと音色を響かせ、集まった保護者や地域住民らの体を揺らした。

 授業では使わない楽器を取り入れた鼓笛は、かつて市内の特色ある小学校教育の一つだった。

 同校の教諭によると、65年ほど前の音楽の授業ではハーモニカが使われ、その後リコーダーになった。アコーディオンやシンバル、ベルリラといった楽器も加わり、藤沢小と本町小が校庭で演奏を披露し合い、音楽を通じた交流も。1964年の東京五輪で江の島がセーリング競技の会場となり、市市民憲章が制定。これを契機に藤沢駅前で鼓笛隊パレードが始まった。徐々に参加校も増え、85年頃にはバトントワラーなどを手に大規模なパフォーマンスをする時代もあったという。

 解散式で主指揮を務めた酒主かりんさんは「達成感と寂しさがこみ上げる。先輩や先生、地域の人に支えられて続けられて感謝」と話し、天野和美校長は「明るく元気で温かな、とびきりの演奏をありがとう。鼓笛隊は解散するけれど、心一つにやり遂げる力はこれからも忘れないでほしい」と言葉をかけた。

 市教育委員会によると現在、鼓笛隊のある小学校は長後小、大清水小、大鋸小の3校という。

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