藤沢 文化
公開日:2026.10.08
秋晴れの遊行寺で俳句会 名句多数集まる
時宗の宗祖・一遍上人を偲んだ「一遍上人忌俳句大会」が4日、西富の遊行寺で行われた。
一遍忌(遊行忌)、または当季をテーマに事前募集された句が164人から2句ずつの計328句と、大会当日に提示されるテーマに沿って詠む当日句が111人から1句ずつの111句集まった。
事前応募句で最高賞にあたる遊行寺賞を受賞したのは、宅間ちづ子さん(東京都世田谷区在住)が詠んだ「少年の魚籠は空つぽ大夕焼」。海岸で釣りをしている高校生を見かけたときの情景を表現した。宅間さんは「その子のかごは空っぽだったけれど、きれいな夕焼けに照らされた顔にがっかりした様子はなく、満ち足りたような表情をしていたのが印象的だった。受賞に驚いたが、とてもうれしい」と振り返った。
当日応募句で遊行寺賞を受賞したのは、上野犀行さん(横浜市戸塚区)が詠んだ「さきがけのひと葉を落とし水の秋」。上野さんは「同寺を訪れたときに見た情景。澄んだ秋の日に、境内の池がきれいで、そこに一枚の葉がはらりと落ちたその一瞬を詠み留めた。私の感動を先生方に受け止めていただきうれしい」と、句に込めた思いを述べた。
主催の藤沢市俳句協会の会長を務める神谷章夫さんは「天気に恵まれ、当日の参加者も昨年より30人近く増え盛会になった。講師による講演、事前応募句・当日応募句の選者による選評などどれも素晴らしく、みんなうっとりと聞き入っていた」と盛り上がりを振り返った。
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