鎌倉 トップニュース文化
公開日：2013.04.05
マンガ大賞２０１３
鎌倉舞台の作品に栄冠
地元書店でも販売好調
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マンガ大賞に寄せられた直筆イラスト
鎌倉を舞台にした漫画「海街ｄｉａｒｙ」（吉田秋生著・小学館）が３月21日に授賞式が行われた「マンガ大賞２０１３」で大賞を受賞した。以後、地元書店でも販売数が伸びるなど反響が大きいという。
「海街ｄｉａｒｙ」は月刊の少女漫画誌「ｆｌｏｗｅｒｓ」に連載されているもので、現在５巻まで刊行されている。極楽寺で暮らす４姉妹を中心にして物語が展開。佐助稲荷神社や高徳院大仏殿、稲村ガ崎、腰越漁港といった鎌倉ならではの風景が描かれている。
市内小町にある島森書店では大賞発表後、同作品を特設コーナーに移動した。これまで漫画に興味を持っていなかった高齢の人も手に取るようになったという。同店では「売り上げは大幅に伸びている」と話す。
「マンガ大賞」は、08年に有志によって開設された漫画賞。その年の１月１日から12月31日までに出版された単行本で、最大巻数が８巻以下のものを対象に選考を行っている。出版関係者など作品に直接利害関係がある人を除いた、「漫画好きな人」が選考員を務めるため、「本当に良い作品が選ばれる賞」として知られている。
同作品は、２００８年の同賞で第３位に選出されており、大賞受賞は５年越しの快挙となった。幼少期を鎌倉で過ごしたという作者、吉田さんは授賞式で「人に読んで頂いて支持される、漫画家として幸せです」と感想を話した。
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