鎌倉 トップニュース文化
公開日:2013.08.02
ふかさわ夏まつり
地域に根付き節目迎える
有志が立ち上げ10年
「第10回ふかさわ夏まつり(深沢まつりの会・深沢地区連合町内会/共同開催)」が8月3日(土)、4日(日)の2日間にわたって深沢小学校と新川沿道などで開かれる。一時期、地域まつりがなくなってしまった深沢地区で、有志が立ち上がりまつりを復活させて10年。地域の恒例イベントとして定着してきた。
ふかさわまつりは8月の「夏まつり」と12月の「冬まつり」の年2回開催されており、2003年「冬」を皮切りに10年目を迎えた。
03年当時、深沢地区ではまつりが開催されていなかったことから、地域のまつりを復活させたいという思いで同年8月、17人の有志が集まり同会を立ち上げた。「当初は会場などの調整で行政の理解を得るのに苦労もあった」という。手づくりで行う地域イベントということにこだわりを持ち、協賛企業集めや近隣住民への説明などに奔走した。深沢まつりの会の石井満会長は「原点は地域が元気になるイベントをやりたいという思いだった。まつりと言えば夏だが、冬にも催しができればという声から夏と冬の2本立てのまつりになった」と振り返る。
灯ろう・みこし・ズンドコメンバーの手づくりで
同夏まつりのメインは新川での灯ろう流し、万灯みこし、ズンドコ踊りの3本柱。みこしは、まつりをスタートさせた10年前に同会会員が手づくりした。また、「新川でしじみをとった」という昔の深沢の情景や、「西に富士山 モノレール」といった風景が描写されているズンドコ踊りの歌詞もメンバーでつくったもの。
まつりの会は現在200人ほどに。今回から同会と深沢地区連合町内会の共同開催となった。石井会長は「深沢は古くから住む人と新しく来た人が混在する地区。まつりを地域コミュニティをつくる場として活かしてもらえたら」と話す。
模擬店やフリマ大抽選会も
3日には新川の灯ろう流しが午後6時30分から。ズンドコ流し踊りは7時30分から。4日は万灯みこし練り担ぎが6時15分から。8時から大抽選会が行われる。両日とも深沢小でズンドコ踊り・盆踊り大会の実施も。模擬店の出店やフリマ、歌謡ショー、バンド演奏やダンスの披露、お囃子も。
問・同実行委員事務局【電話】0467・32・3562
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