鎌倉版 掲載号:2014年5月16日号 エリアトップへ

芸能生活50周年記念コンサートを開催するミュージカル俳優 沢木 順さん 山ノ内在住 68歳

掲載号:2014年5月16日号

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心に響く表現追求し続ける

 ○…ミュージカル俳優として数々の舞台に立ち、芸能生活50年という節目を迎えた。自らの歩みを彩ってきた名曲を中心にしたコンサートを5月29日、鎌倉芸術館で開催する。第2部は父であり作曲家の八洲秀章の歌を多彩な出演者とともに披露する予定で「由比ヶ浜の情景から着想した『さくら貝の歌』は、鎌倉を愛した父だからこそ生まれた歌。多くの市民に歌い継いでほしい」と朗らかに語る。

 ○…早稲田大学文学部演劇科に進学後すぐ「演技の勉強になれば」と受けた東宝のオーディションに合格。半年後には主役としてデビューを飾った。多くのミュージカルに出演し、33歳で劇団四季に移籍。演出家、経営者として同劇団を率いる浅利慶太氏のラブコールを受けての決断だった。当時は新興の四季を下に見る向きもあったが「僕自身も浅利さんに惚れ込んでしまった」。以後、「キャッツ」「オペラ座の怪人」「美女と野獣」など、名作ミュージカルで主役を務めた。

 ○…華々しいキャリアにも「僕には歌も演技も特別な才能はなかった」と振り返る。デビュー後しばらくは仕事がない時期も経験、大物歌手から実力不足を理由に「共演したくない」と言い渡されたことも。「才能がないからこそどうしたら上手くなれるか必死に考えた。役者としてはその過程が何より楽しかった」。こうしてたどり着いたのが、心と身体を同調させてこそ、人を感動させる表現につながるとする独自の演劇論「ハートは筋肉」だ。

 ○…今回の取材場所は北鎌倉の老舗喫茶店「ジャンヌ・ダルク」。「父もよく通っていた店。いつもきれいな女性を連れていたらしいけれど」と笑う。幼い頃から芸能界に憧れ、だからこそ偉大な父はライバルで越えるべき壁だった。同じ芸術の道を進んだ今は、その苦しみが分かるとも言う。「父の音楽と僕が携わってきた音楽、両方を鎌倉の人に届けたい」。間近に迫った舞台に向け意気込んでいる。

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