プロ野球ドラフト会議で、オリックス・バッファローズから2位で指名された横浜隼人高校3年生の宗佑磨(むねゆうま)君(大町在住・18)が10月28日、母校・玉縄中学校を訪れ、大平敦校長、三好晃秀教頭と2人の野球部員が出迎えた。
横浜隼人高野球部の榊原秀樹部長とともに母校を訪れた宗君は「皆で楽しくプレーしながらチームワークの大切さを学んだ」と軟式野球部で汗を流した中学時代を振り返った。大平校長は「身体能力の高さは当時からずば抜けていた。とても楽しそうに野球をやっていた姿が印象に残っている」と話した。野球部主将で2年の齋藤竜治君は「夏の大会でライト前のヒットを2ベースにした時は驚いた。常に次の塁を狙う姿勢を参考にしたい」、前田大範君は「高校でのプレーをずっと見ていた。高い身体能力を生かして頑張ってほしい」と先輩を前に緊張した面持ち。そんな2人に宗君は「中学校がゴールではないので、頑張って。自分も精進します」とエールを送った。
高い身体能力で注目
宗君は玉縄中から横浜隼人高に入学すると、1年秋からレギュラーに定着。今夏の甲子園県予選では膝の怪我を抱えながら、同校のベスト4入りに貢献した。
ギニア出身の父を持ち、身長181cmの恵まれた体と50mを5秒8で走る高い身体能力に加え、高校通算28本塁打のバッティング、ショートでの華麗な守備で注目を集めていた。
「尊敬する選手はイチローさん」と話す宗君。榊原部長は「新人キャンプの時期になるとイチロー選手は毎年オリックスの練習場で調整しており、会える可能性もある。大先輩から多くのことを吸収してほしい」と話した。
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