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鎌倉版 公開:2015年1月23日 エリアトップへ

アマチュア将棋全国レーティング選手権A級大会への出場を決めた 長谷川 典彦さん 山ノ内在住 19歳

公開:2015年1月23日

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将棋の奥深さに魅せられて

 ○…5月に三重県で行われるアマチュア将棋全国レーティング選手権A級大会への出場権を獲得した。昨年12月30日に平塚で開催された神奈川県予選では2回戦で敗れるものの、その後のA級予選で好成績を収めた結果だ。「年々レベルが高くなっている大会。全国でも勝ち進んでいきたい」と意気込む。

 ○…鎌倉生まれ鎌倉育ち。小学3年生のときに3歳上の兄と父が自宅で将棋を指しているのを見てから、その魅力の虜になった。今でも初めて将棋盤に向かった時のことを覚えているといい、「独特な緊張感のなか展開を読んでいると、自分でも驚くほど集中していて。奥深さに衝撃を受け、その場で父に本格的にやりたいと伝えました」と振り返る。

 ○…翌年から「道場」と呼ばれる横浜市の磯子将棋センターへ通い、将棋中心の生活がスタート。周りには5歳から通っている人もいて「遅すぎる」とも言われたが、周りも驚くほどのスピードで上達、いつしかプロ棋士を目指すようになった。14歳の時、プロ棋士養成機関「奨励会」の会員になり、勝率7割を保ち続けなければならない勝負の世界に足を踏み入れた。順調に昇級するものの、高校2年の終わりに「このままでいいのか悩んだ。上級者との力の差を感じたことも一因」と退会を決心、受験勉強に励んだ。

 ○…将棋から離れる退会者が多い中、大学一年生の今でも東京の道場に通う。その理由を「今は楽しく将棋をやれているから」と笑顔で話す。子どもたちにその魅力を知ってもらおうと2012年と13年に円覚寺で開催された「古都鎌倉将棋大会」にも深くかかわり、奨励会で培った運営の経験が生きた。「将棋の魅力を伝えることに力を入れていきたい」と話す一方、これまで2人、アマからプロになった人がいることから「実はまだプロ棋士になることも諦めていないんです」とほほ笑んだ。次の一手は無限の可能性を秘めている。
 

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