鎌倉版 掲載号:2015年2月20日号 エリアトップへ

タップとバイオリンを融合させた独自のスタイルで演奏活動を続ける 小澤 真智子さん 梶原出身

掲載号:2015年2月20日号

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信じた道を突き進む

 ○…バイオリンを弾きながら、タップのリズムを刻む――。「タップバイオリン」と名付けた独自のスタイルでアメリカを拠点に活動している。2月28日と3月2日には故郷・鎌倉でコンサートを企画。「新しいトリオでの新しいタンゴを日本で初披露します。多くの人に楽しんでもらえれば」と穏やかな表情で語る。

 ○…東京生まれ、鎌倉育ち。音楽好きの両親の影響から3歳でピアノを始め、10歳のときにバイオリンと出会った。ひとつの音を出すことすら難しかったが「かえって上手くなりたいと闘志がわいた」と、どんどんのめり込んだ。幼少からの英才教育が当たり前の世界で「10歳からでは不利」と周囲に言われても諦められなかったという。

 ○…しかし東京芸術大学では壁にぶつかった。「イメージ通りに表現できず歯がゆさを感じていた」と振り返る。そんなときに出会ったのがタップダンス。「まるで音楽」と夢中になった。芸大を卒業しロンドンに留学後も「頭の中はタップでいっぱい」だったという。その思いはニューヨークに拠点を移した後、頂点に達する。「聴衆を驚かせたい」と「タップバイオリン」を生み出し、各地でコンサートを行うなど活動に打ち込んだ。「海外に出てから視野が開けて演奏にも自信がついた」とほほえむ。

 ○…友人に勧められたピアソラの曲をきっかけに、タンゴを演奏するように。元々さばさばした男勝りな性格。「ラテンの水が合っていたみたい」と笑う。昨年急逝したアルゼンチン人ピアニスト・ブルーネッティ氏とは5年にわたってバンドを組んだ。「彼からタンゴの全てを教わった。素晴らしい日々だった」と目尻にしわを寄せる。タンゴの魅力を伝え続けるため新たなトリオを結成、ワシントンに移って勉強を開始するなど挑戦は止まることを知らない。「やってみたい音楽は、まだまだたくさんある」。力強い眼差しは未来を見据え続ける。

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