建て替えを行っていた市立岡本保育園(原田節子園長)がこのほど、子育て支援センターを併設した「玉縄こどもセンター」として開所した。定員が増加、一時預かりもスタートし、子育てのサポート体制の充実を図る。
強度不足で建て替え
岡本保育園は2012年度に市が行った耐震診断により、強度不足が判明。「優先的に耐震化を検討する」との結果を受けて市は、同園近くの玉縄児童遊園に仮園舎を設け、建て替え工事を行っていた。
新園舎では、定員がこれまでの90人から100人に増えたほか、市立保育園で3例目となる「一時預かり」サービスを開始した。
一時預かりとは、保護者の病気や急用があった際、保育園を有料で利用できる制度のこと。事前申し込み制で、受け入れ年齢は6カ月以上、定員は最大10人。料金は1時間400円、食費250円。
支援センターを併設
また同施設には、玉縄子育て支援センターを併設。これまで植木と玉縄にあった「つどいの広場」を集約し「子育てひろば」が設置された。主に0歳から3歳までの乳幼児やその保護者が自由に訪れることができる「フリースペース」で、子育てアドバイザーが常駐。相談を受け付ける。
岡本保育園はすでに新園舎で保育を開始しているが同センターオープンは11月4日(水)を予定している。開設時間は月曜日から金曜日までの午前10時から午後3時まで。休館日は土・日・祝と年末年始。
市こどもみらい部は「周辺住民の皆様の理解により、元の場所に建て替えることができた。地域における子育てのサポート体制の充実に繋げていきたい」と話している。
「一時預かり」などに関する問い合わせは【電話】0467・61・3895同部こども施設担当へ。
鎌倉版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|