鎌倉版 掲載号:2015年12月11日号 エリアトップへ

市内で生活困窮者支援を行うインクルージョンネットかながわの代表理事 鈴木 晶子さん 東京都在住 38歳

掲載号:2015年12月11日号

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「弱さ」見せられる地域目指して

 ○…貧困や心の病、家族の問題といった理由で生活が困難な状況にある人たちから相談を受け付け、家探しから法律の専門家の紹介まで、柔軟な対応と継続的な支援を行う一般社団法人インクルージョンネットかながわの代表理事を勤める。2011年に県内のNPOや専門家らが連携して設立した同団体。これまで内閣府のモデル事業を横浜で実施したほか、今年4月には鎌倉市の生活困窮者自立支援事業を受託。10月に大船で「スペースぷらっと」を開設し地域に開放しているほか、子どもの学習支援や「みんなでご飯」といった活動も始めている。

 ○…12月12日(土)には御成小体育館で「子ども若者の貧困を考えるシンポジウムin鎌倉」を開催する。市内の児童扶養手当の受給者数はこの15年間で1・5倍に増加。「困っていても外から見えづらく、本人たちも声を上げづらい。そんな状況を多くの人に知ってほしい」と呼び掛ける。

 ○…横浜市出身。大学で心理学を学び2年間働いた後、臨床心理士になるため大学院へ進学した。周囲が病院や学校のカウンセラーを目指すなか、引きこもりの若者に出会ったのがきっかけで支援機関に所属。その後、「今の社会は両親の離婚や失業などをきっかけに若年層の将来も困窮しやすい」と貧困にからむ広範な問題に携わるようになった。

 ○…自身も10歳の時に両親が離婚し、母子家庭で育った。ただ「近所のおばさんがいつも気にかけてくれたり、母が勤める会社の社長さんが家を貸してくれたりして。勉強を続けてこれたのも、そうした地域の人たちの助けが大きかった」と振り返る。3年前に結婚し、娘は1歳7か月に。育児と仕事の両立で「なかなか好きなコンサートに行けない」と苦笑いするが、多くの人と関わる仕事は性に合っているという。「誰かがSOSを出した時、そっと手を差し伸べる人がいる。そんな地域にしていきたい」と笑顔で話した。

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