鎌倉版 掲載号:2017年5月26日号 エリアトップへ

4月から鎌倉市社会福祉協議会の会長を務める 冨田 英雄さん 岩瀬在住 84歳

掲載号:2017年5月26日号

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鎌倉の福祉全力でサポート

 ○…地域でボランティアや福祉・保健活動に携わる人・団体を支援し、相談や交流の場を設けている「鎌倉市社会福祉協議会」。その会長を4月から務める。この2カ月間は挨拶回りや会合などで忙しい日々を過ごしたという。「福祉に関わる市民の方々が気持ちよく活動できるよう、行政や各団体との間を取り持つコーディネーター役として、全力を尽くしていきたい」と意気込みを語る。

 ○…実家は1534年創建の古刹・西念寺で、岩瀬育ち。当時、周辺は田んぼが広がるのどかな地域だったという。戦時色が日増しに濃くなるなか、幼い頃の憧れは「陸軍大将と学校の先生」。軍人を目指して中学校では馬術部に入部するも「肝心の馬が接収されてしまい一度も乗らずに廃部になってしまった」と笑いながら振り返る。終戦後はもう一つの夢であった教師を目指して勉学に励み、地理、社会、理科の教師として県内の中学・高校で教壇に立った。

 ○…37歳で教師を辞め、西念寺の住職となり、2年後には同寺が運営する岩瀬保育園の園長に。この頃から積極的に街づくりに関わるようになった。現在も地域で様々な組織や団体の要職を務める。最近感じるのが前向きな高齢者が増えてきたことだという。「3年後の東京五輪を見るためにも、元気でいたい、という声をよく聞く。江の島でセーリング競技が行われることだし、子どもから高齢者まで、何か役割を持って運営に参加できないか、社協としてできることを考えていきたい」と話す。

 ○…教師や保育園園長として、数えきれない子どもを社会に送り出してきた。「人生の節目に姿を見せてくれたり、大人になって一緒にお酒を飲み交わしたりできるのが何よりも喜び」という。「子どもたちと接しているとパワーをもらうのと同時に責任も感じる。より良い鎌倉を後世に残すため、もう一仕事しないとね」と笑顔で語った。

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