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今年プロに転向した高校生ウインドサーファー 池照 貫吾さん 由比ガ浜在住 17歳

掲載号:2018年9月7日号

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世界の波と風に挑む

 ○…潮風を帆に受け、自在に海上を滑走するウインドサーフィン。波を利用したジャンプや華麗な回転技など、技の難度と美しさを競う「フリースタイル」を中心に数々の大会に参戦し、世代のトップ選手として活躍する。高校3年になった今年4月、プロに転向。7月末にスペインで開かれた20歳以下のW杯では4位に入った。「ワクワクした一方、珍しく緊張してしまった。わずかな差で表彰台を逃し、悔しさはありますが、良い経験になった」と振り返る。

 ○…東京都出身。6歳のとき、家族で訪れたサイパンでウインドサーフィンを体験し「風と一体になる感覚」の虜になった。競技開始以来、特定の指導者につくことなく、上級者の技を観察しながら「独学で」腕を磨いてきた。「練習では捻挫や打撲などの怪我も多い。それでも気紛れな波や風を2本の腕で乗りこなしたときの快感が、心を捉えて離さない」と健康的に日焼けした笑顔で語る。

 ○…より充実した練習環境を求めて、高校入学と同時に鎌倉に転居。現在は多くのプロが集まる材木座や逗子を拠点とする。休日には朝8時から7時間近く練習に打ち込むことも。「都内に住んでいた頃は2時間近くかけて湘南まで来ていたが、今は海が目の前。目標とする先輩たちの技術を間近で見ることもできる。これ以上の場所はない」と充実した表情を見せる。

 ○…2年前から子ども向け体験会の指導員も始めた。「まだまだマイナーなスポーツ。子どもたちに競技の魅力を伝えたい」とプロとしての自覚も十分。高校卒業後はサーファーの聖地ハワイ・マウイ島のコミュニティカレッジへの留学を予定しており「来年のW杯ではさらに上位に食い込みたい」と意気込む。世界を見据えたその挑戦は始まったばかりだ。

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