鎌倉版 掲載号:2020年2月7日号 エリアトップへ

南米大陸最高峰アコンカグアの登頂に成功した登山家 西川 史晃さん 稲村ガ崎在住 37歳

掲載号:2020年2月7日号

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 ○…世界7大陸最高峰(セブンサミット)の制覇を目指し1月22日、アルゼンチンのアコンカグア登頂に成功した。2017年のキリマンジャロ(アフリカ)を皮切りに、18年のエルブルース(ユーラシア)、19年のコジオスコ(オーストラリア)に続き、4座目。南米最高峰、標高6962mの今回は約10日間、嘔吐や頭痛といった高山病の症状と戦いながら頂上まで登りつめた。「人生で一番頑張った。今は達成感しかない」

 ○…福岡県北九州市生まれ。熊本にある東海大学入学後はカヌーに熱中。自然と触れ合う生活を送る中でいつしか「緑を守る仕事に就きたい」と思うように。大学院を卒業した24歳の時、環境保護団体へ就職するため上京。在学中に取得したビオトープ管理士の資格を生かし、試験問題の作成や責任者を務めた。

 ○…登山を始めたのは30歳の時。「実は失恋して落ち込んでいた私を気遣ってか、友人が筑波山に誘ってくれて」と照れ笑い。山頂での絶景を前にすると「ふられたことなんてどうでもいいと思えた」。その後は、日本百名山のうち64峰に登るなど登山にのめり込み、3年後の15年には「やればできることを証明したい」とセブンサミット制覇を宣言した。以降、週1回の登山で足腰を強化していった。3年前に退職し、現在はイベント企画会社「山学ラボ」の代表として、山や海などでの自然体験を通して、楽しみながら生きる方法を提案している。

 ○…昨年結婚。妻と生後4カ月の娘と暮らす。「帰国して2人の顔を見た瞬間、ようやくホッとできた」。12月には南極のビンソンマシフに挑戦予定。「苦しい時は家族や支援者の顔が浮かび、力をくれる。皆の思いを背負い一歩一歩、世界の頂に歩んでいきたい」

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