鎌倉版 掲載号:2020年2月28日号 エリアトップへ

建長寺の宗務総長に就任した 長尾 宏道さん 栃木県出身 63歳

掲載号:2020年2月28日号

  • LINE
  • hatena

地域に必要とされる場に

 ○…大本山建長寺・臨済宗建長寺派の宗務総長に昨年12月、就任した。職員が日ごろの業務で気づいた改善点を投稿できる「意見箱」の設置や接遇研修の開催など、さっそく新たな取り組みを進める。「誰もが意見を言える風通しの良い組織にして、建長寺をより地域と社会から必要される場所にしていきたい」

 ○…栃木県佐野市出身。「鉢の木」の逸話で知られる佐野源左衛門の菩提寺・願成寺に生まれた。「本当は跡を継ぐつもりはなかった」が、高校生の時にかけられた一言が人生を変えた。「檀家回りをしていたらあるおばあさんから『お寺はもともとみんなが集まる場所だった。あなたがお坊さんになったらそういうお寺にしてね』と言われ、目からうろこが落ちた気がした。それなら自分がやる意味があるんじゃないか、って」

 ○…大学を卒業後、建長寺での修行を経て実家に戻ると、人口減で落ち込む地域を盛り上げようと商店主らと日曜朝市を企画し、人気イベントに。地元で出土した古い人骨にちなんで始めた「くずう原人まつり」は、佐野三大祭りの一つとして今なお多くの人出で賑わう。「仲間とは毎日夜遅くまで議論した。白熱しすぎて喧嘩していると思われたことも。それだけ真剣だったから一人ひとりが成長し、それがまちの活性化につながった。建長寺でも同じような『人づくり』ができたら」

 ○…自宅に戻れるのは週1日ほど。昨年の台風で大きな被害を受けた故郷が気がかりだが、今は新たな大役に全力を傾ける。本堂や仏殿の改修、2028年に控える「開山大覚禅師750年遠諱」に向けた準備など、課題は多い。「今後30年、50年先を見据えた事業を展開していきたい」と口元を引き締めた。

鎌倉版の人物風土記最新6

荒賀 直子さん

市内山崎に開学する湘南鎌倉医療大学の学長に就任する

荒賀 直子さん

東京都在住 74歳

3月27日号

木村 吉貴さん

休校中の子ども向けに無料の「文章教室」を開催中のコピーライター

木村 吉貴さん

寺分在住 42歳

3月20日号

龍口 健太郎さん

日本で唯一の応援を事業とする会社「(株)令和応援団」を設立した

龍口 健太郎さん

由比ガ浜在住 26歳

3月13日号

江尻 敬さん

湘南日仏協会の会長を務める

江尻 敬さん

稲村ガ崎在住 71歳

3月6日号

長尾 宏道さん

建長寺の宗務総長に就任した

長尾 宏道さん

栃木県出身 63歳

2月28日号

浮嶋 敏さん

湘南ベルマーレのトップチーム監督としてシーズン開幕戦に臨む

浮嶋 敏さん

52歳

2月14日号

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月27日0:00更新

  • 3月20日0:00更新

  • 3月13日0:00更新

鎌倉版のあっとほーむデスク一覧へ

最近よく読まれている記事

バックナンバー最新号:2020年5月29日号

お問い合わせ

外部リンク