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鎌倉の日常を描いた日本画の個展「新春・鎌倉 我楽多市」を開催する 石井 里枝さん 七里ガ浜東在住 56歳

掲載号:2021年1月8日号

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何気ない日常の「価値」描く

 ○…14日から御成町の水平線ギャラリーで初の個展を開催する。描いたのは、夜の小町通りに、七里ガ浜の夏祭り、海など、地域の人の暮らしや何気ない街の風景。それを独特の色使いで幻想的に表現した。「『日本画らしく、もっと高尚な題材にしたら』と言われることもあるけれど、描きたくなるのは世俗的なものばかり。不思議と心惹かれるんです」

 ○…東京都出身。絵や工作など「とにかく手を動かしているのが好き」だった子ども時代。日本画の画集に魅了され、女子美術大学で日本画を専攻した。卒業後は編集プロダクションに就職し、1997年に独立。出版関係の仕事を続けたが、デザイン等はしておらず、作品も全く描かない「アートとは無縁の日々」を送っていたという。

 ○…転機は13年前、結婚を機に七里ガ浜へ転居したことだった。鎌倉は初めてではなかったが、住み始めた途端、創作意欲がわきあがった。「当時を振り返ってみても、何を見てとか、どんなきっかけでというのは分からない。ただ突然描きたくなった」。市内の教室で日本画とデッサンを学び直し、50歳で母校の大学院へ入学。「描きたくなる好きなもの」を探る中で見つけたのが、人々の暮らしだった。

 ○…「自分が何に惹かれているのか、いつも言葉にはできない。描く時も悩みながら確かめながら形にする」と笑う。創作活動は、仕事の後の空き時間や週末。自宅のリビングをアトリエに、壁いっぱいのキャンバスに向かう姿を夫と愛犬が温かく見守る。「個展名は自虐を込めて『我楽多』と付けたけれど、コロナ禍を体感したことで、何気ない日常にこそ『価値』があったんだなと思った。大変な時だけれど、私の絵を見て、何かを感じてもらえたら」

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