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鎌倉版 公開:2024年3月1日 エリアトップへ

駒澤大学陸上競技部に所属し、第100回箱根駅伝の5区に出場した 金子 伊吹さん 笛田在住 22歳

公開:2024年3月1日

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謙虚な心、持ち続ける

 ○…大学屈指の駅伝強豪校・駒澤大学の4年生で、今年の箱根駅伝では山上りの5区を担当した。総合優勝を狙った駒澤大だが、タスキをもらった時点でトップと1分26秒差の2位。想定外の順位だが、「自分の力を出し切るだけ」と先頭を猛追。首位奪還はならなかったが、区間3位の力走で、翌日の復路を走るメンバーを鼓舞した。

 ○…5区を走ったのは2年ぶり。昨年は経験者として出走が期待されたが、秋にけがをして後輩に5区を譲った。チームは優勝したが、当日の映像は、悔しくて1度も見ていない。その後、半年間で5度のハーフマラソンに挑み、経験を積む。一方で疲労が残り、夏合宿では調子を落としたため、「箱根に賭ける」と腹を括る。上り区間の準備が順調に進んだ12月下旬、監督から5区出走を告げられ、再チャレンジの切符をつかんだ。

 ○…野球やバスケをしていたが、小学6年で加入した鎌倉リトル陸上クラブで競技を始める。座右の銘は、手広中陸上部の顧問だった池田克行さんから教わった「謙虚心」。藤沢翔陵高、駒澤大と競技を続け、指導者や強い同志との出会いから刺激を受け、「謙虚心を少しずつ体現できているかな」と話す。

 ○…箱根駅伝の出場選手はスタート直前に発表されるため、走ることが決まっていても家族以外に伝えられなかった。それでも地元の友人たちは、「走らなくても応援に行くよ」と現地で待機。2年前は新型コロナで応援自粛だったからこそ、残り2キロでの声援が力になった。大会後には、鎌倉の陸上教室で講師を務め、「地元が好きだし、支えられている」と実感。4月からはJR東日本で競技を続け、小学校の卒業文集に記した「マラソンのオリンピック選手」を目指す。

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