神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
鎌倉版 公開:2024年7月12日 エリアトップへ

ドナー経験者として7月12日の献血&骨髄ドナー登録会(市役所)に協力する 山下 圭子さん 材木座在住 57歳

公開:2024年7月12日

  • X
  • LINE
  • hatena
山下 圭子さん

誰かのために

 ○…「ドナーになってもらえるか考えてもらえますか?」。2018年、姉からスマホへメッセージが届いた。間髪をいれずに返信。「もちろんいいよ」と。2歳上の姉が急性骨髄性白血病にかかり、骨髄を移植した。手術が終わると、すぐに別室の姉のもとへ。骨髄移植が完了した姉からの「大丈夫」という言葉が忘れられない。「姉が病気とわかった時から何でもしようと思っていたから」

 ○…元気になった姉とともに、NPO団体「かまくら献血部」を立ち上げ、骨髄バンクを支援する「神奈川骨髄移植を考える会」に入会。日本赤十字社らが7月12日に鎌倉市役所で実施する献血&骨髄ドナー登録会にも、ボランティアとして協力する。姉への骨髄移植を機に、講座を受けてドナー登録説明員にもなった。「現在のドナー登録者の多くが40代以上。提供できるのは55歳までなので、なるべく若い人が長期間ドナーになってくれたら」。移植には型の適合が求められるため、登録者を増やして受け皿を広げたい。

 ○…横浜生まれ。小学生の頃から正義感が強かった。仲間外れの子を助けてあげたことで、自分が蚊帳の外に追いやられたが「全然気にならなかった」。証券会社で働き結婚。現在は、姉が暮らす材木座のマンションの別階に居を構える。「もともと姉は明るかったが、病気を経て前よりも活動的になった」と言い、一緒にコンサートへ出かけたり、リコーダーを習ったりしている。

 ○…「ドナー登録は、2ccの採血とデータ登録で終わり。自分の大切な人が病気になったら、と想像して協力してもらえるとうれしい」。自身は大切な姉が助かったことで、リコーダー二重奏で発表会に出たいという目標が生まれた。

鎌倉版の人物風土記最新6

伊藤 愛菜(よりな)さん

防災普及学生団体「玄海(Genkai)」で広報部長を務める

伊藤 愛菜(よりな)さん

岡本在住 19歳

1月17日

長野 トーマス マコトさん

鎌倉青年会議所(JC)新理事長に就任した

長野 トーマス マコトさん

横浜市在住 39歳

1月10日

坪井 玲子さん

「かまくら冒険遊び場・梶原」を運営するNPO団体の理事長を務める

坪井 玲子さん

藤沢市在住 53歳

12月20日

小島 信行さん

鎌倉葛原岡ライオンズクラブの初代会長を務める

小島 信行さん

上町屋在住 76歳

12月13日

吉田 英史さん

“なみだ先生”こと感涙療法士として「涙活」を広める

吉田 英史さん

関谷在住 49歳

12月6日

みなみ なおこさん

資源リサイクルで藻場再生を目指す「鉄ブンプロジェクト」に取り組む

みなみ なおこさん

材木座在住 46歳

11月29日

あっとほーむデスク

  • 4月22日0:00更新

  • 8月20日0:00更新

  • 7月16日0:00更新

鎌倉版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

鎌倉版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2025年1月22日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

X

Facebook