神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
鎌倉版 公開:2024年10月25日 エリアトップへ

湘南助産師会の会長を務める 森 明子さん 湘南鎌倉医療大学教授 66歳

公開:2024年10月25日

  • X
  • LINE
  • hatena
森 明子さん

「女性の力」信じ寄り添う

 ○…鎌倉を含む湘南エリアを中心に活動する助産師65人で組織される「湘南助産師会」の会長を務める。同会ではベビーマッサージやいのちの学習出張講座、専門職向けの研修や産後ケアの普及などに取り組む。10月29日には初の試みとして、テラスモール湘南(藤沢市)で足形アートや助産師への相談コーナー等のイベントを開催する。「若い助産師たちが中心となり企画した。会員が最大限、力を発揮できる会を目指したい」

 ○…愛知県出身。父の仕事の関係で転校が多かったものの、新潟で過ごした中学校3年間は転校がなく「楽しかった」と振り返る。当時の旧友とは今でも定期的に集まり昔話に花を咲かせる。ウィメンズヘルスに関心を持ち看護師になるために大学へ。母性看護学の実習で出産に立ち会い「母親や赤ちゃんのケアをする助産師の動きに圧倒された」と言う。助産師を目指し、卒業後は都内の産科病棟へ。深夜勤務中の6時間で6人の赤ちゃんが誕生したこともあった。「無事に家に帰っていくことが喜び」と笑顔を見せる。

 ○…一方で流産や死産、乳児死などとも向き合ってきた。「家族はペリネイタル・ロスと呼ばれる大きな悲しみに向き合うことになる。どのように寄り添えばいいのか、いまだに苦悩の連続。ただ、女性は乗り越えていける力があると信じている。信じる強い気持ちが大切なこと」

 ○…20代後半で大学院に通い、その後は教育機関へ。同じ頃、結婚を機に茅ヶ崎で居を構えた。現在も湘南鎌倉医療大学や聖路加国際大学で教壇に立つ。「出産や育児、助産学は科学と文化や人々の価値観が交差する微妙な領域。これからも謙虚に学び続け、助産に生かしていく重要性を伝えていきたい」

鎌倉版の人物風土記最新6

田中 浩也(ひろや)さん

鎌倉サーキュラーアワード実行委員長を務める

田中 浩也(ひろや)さん

西鎌倉在住 50歳

6月13日

植田 圭一さん

鎌倉警察署長を務める

植田 圭一さん

鎌倉市在住 54歳

6月6日

田島 太地(だいち)さん

防災普及学生団体「Genkai(玄海)」の2代目代表を務める

田島 太地(だいち)さん

逗子市在住 19歳

5月30日

有川 憲治さん

国内最大級の難民シェルター「アルペなんみんセンター」の事務局長を務める

有川 憲治さん

十二所在住 62歳

5月23日

渥美 貴司さん

鎌倉市市民活動センター運営会議のセンター長を務める

渥美 貴司さん

梶原在住 62歳

5月16日

和泉 元彌さん

円覚寺山内 佛日庵本堂で10回目の「北鎌倉狂言の会」を公演する

和泉 元彌さん

狂言師・俳優 50歳

5月9日

あっとほーむデスク

鎌倉版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

響き渡る和の調べ

響き渡る和の調べ

6月21日、池上筝・三絃教室

6月21日~6月21日

鎌倉版のイベント一覧へ

バックナンバー最新号:2025年6月13日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Facebook