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鎌倉 社会

公開日:2025.09.05

湘南鎌倉総合病院
音楽で「未病改善」へ
産官学で臨床研究を開始

  • 参加者と一緒に体を動かす小林院長(中央)

 医療法人徳洲会湘南鎌倉総合病院(岡本、小林修三院長)が、高齢者の認知機能や口腔機能の改善を目指し、音楽療法を用いた臨床研究「音楽療法の認知機能およびオーラルフレイルに及ぼす影響に関するパイロット研究」をスタートさせた。

 同研究は、認知症の初期段階である軽度認知障害に対し、薬を使わない非薬物療法でどこまで効果があるかを科学的に検証するもの。神奈川県が提唱する「未病」の概念に基づき、同院、横浜国立大学、県が連携し、未病領域の客観的な科学的根拠(エビデンス)の創出を目指す。

 研究には、徳洲会グループが運営する近隣の介護老人福祉施設に暮らす78歳から99歳の高齢者が協力。昭和音楽大学から認定音楽療法士を招き、参加者の状態に合わせたリズム体操や歌唱、楽器演奏などのプログラムが組まれている。8月13日には、小林院長も参加し、協力者と一緒に体を動かす場面もあった。

 同院は「未病対策を推進し、地域社会の健康寿命の延伸に貢献したい」とコメントした。

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