茅ヶ崎・寒川 社会
公開日:2011.04.29
シラス漁本格化の兆し
水温上昇で漁獲量も良好に
茅ヶ崎の名産としても知られるシラスが、4月に入ってから本格的に獲れ始めている。
シラス漁の解禁は毎年3月11日。その年、その日の気温や天候などによって収穫は左右される。禁漁期間中(1月1日から3月10日)は神奈川県水産技術センターが試験操業を行っており、その調査では1、2月は平均20〜30kg/網で比較的好調だった。だが、解禁直前に平均7〜16kg/網とやや低調に。これを受け、湘南エリアも3月の漁獲量は落ち込んでいたという。
茅ヶ崎市内にある網元北村水産(柳島海岸)の北村格代表取締役は「(獲れて出したのは)やっぱり4月に入ってからだね。少なくとも水温が18℃ないとね」と話す。
4月22日は、早朝5時頃に茅ヶ崎漁港を出発し、3回の網漁で500kgを超えるシラスが獲れた。「前日も400kgくらい獲れたけど、(今日の漁獲量は)ここ何年もないね。今年一番だよ」と北村代表。その後、作業場に移り、釜でゆでたシラスを天日干しするなど淡々と作業が進められた。
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