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公開日:2025.12.25

サンダースJBC
J:COM杯11年ぶりV
「最後笑って終われた」

 光が丘地区を拠点に活動する少年野球クラブチーム「サンダースJBC」が11月に行われた「第17回J:COM CUP学童軟式野球大会」に相模原市代表として出場し、11年ぶりに優勝を勝ち取った=写真。少年野球最後の大会を終えた6年生たちは「笑って終われてよかった」と口を揃えた。

 大会は東京都内で行われ、東京・神奈川の8チームがトーナメント形式で争った。サンダースは9〜10月に行われた秋の市大会で優勝。春・夏に優勝を逃した雪辱を果たし、出場権を手にした。主将の嶋崎勇翔さん(宮上小)は「優勝したいという気持ちはあったが、一番は最後なので楽しみたいという気持ちで臨んだ」と振り返る。

 片平イーグルス(川崎市麻生区)と戦った1回戦は、先発したエースの美濃部奏眞さん(上溝小)が完封。嶋崎さんがHRを放つなど打線にも火が付き、10―0で3回コールド勝ち。

 準決勝では「強敵」杉森クラブ(調布市)と対戦。相手投手の好投で難しい局面が続く中、「大事な場面に強い」成井翔馬さん(夢の丘小)が力を発揮。2本のタイムリーで3打点を挙げ、勝利を大きく引き寄せた。1回戦に続いて先発した美濃部さんも72球を完投。4―1で終え、登戸ユニオンズ(川崎市多摩区)との決勝へ進んだ。

 決勝戦は、体調不良で春・夏の市大会を欠場した中村真来士さん(新磯小)が先発。「これまでみんなに救われてきたから、最後は良いピッチングをして絶対自分が勝ちに導きたいと思って臨んだ」という言葉通り、3回を1失点に抑える好投を見せた。攻撃では副主将の木戸瑛志さん(田名北小)、源古龍之将さん(横山小)の連続3塁打、田口太陽さん(光が丘小)の快足を生かした好走塁もあり、得点を量産。15―3で優勝を決めた。田口さんは「チャンスで打ち勝つ野球ができた」と大会を総括。MVPに選出された成井さんは「一緒に戦ってきた仲間のおかげ。みんなが作ったチャンスでしっかりランナーをかえすことができてよかった」と喜びを語った。

「中学でも野球を」

 「最後の大会を優勝で飾れてよかった」(花井陽太さん/光が丘小)。6年生は来春からそれぞれの進路へ進むが、全員が野球を続けるという。高い技術でチームをけん引してきた嶋崎さんは「少年野球で学んだチームワークと練習の成果を中学でも発揮したい」と意欲を燃やす。成井啓明監督は「6年間の成果を出し切ってくれた。いつか上のステージで彼らが対戦したりすることがあったら、指導してきた身としては嬉しい」と晴れやかな表情を見せた。

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