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茅ヶ崎版 公開:2011年10月21日 エリアトップへ

神奈川県衛生研究所の所長を務める 岡部 英男さん 新宿区市ヶ谷在住 64歳

公開:2011年10月21日

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今いる立場で全力尽くす

 ○…福島第一原子力発電所の事故で影響が心配される放射能数値を定期的に公表するなど、震災以降注目を集める神奈川県衛生研究所(市内下町屋)所長。「私たちの大きなテーマは『県民の健康と安全を守る』ということ。ここでは放射能だけでなく細菌や食中毒、医薬品の調査に加え、意外なところでは化粧品の成分調査など様々な検査を行っています」。今月28日(金)には放射能の調査も含め、様々な研究発表や公開講座を実施(来場自由)する。

 ○…山口県生まれ。内科・小児科医だった親の姿を見て「ごく当たり前に”苦しんでいる子どもたちを救いたい”って考えていました」と自然に医師を志した。東京大学病院や米国で医師経験や研究を重ね、平成8年に県立こども医療センター(横浜市)胸部外科部長に就いたのが県と最初の関わり。その後は保健福祉事務所長など保健行政に携わり、4月から茅ヶ崎保健福祉事務所長との兼務で衛生研究所の所長となった。「震災後の(放射能調査機関への)就任だったので、大変だろうなあという思いはありましたが、置かれたポジションで全力を尽くすという考えで臨んでいます」。

 ○…放射線調査に関する業務は震災以降急激に膨れ上がり、現在の研究所全体が多忙を極めている。電車通勤だが「決まった時間が取れるので車中が仕事場になっちゃうことも多いですね」と苦笑い。健康づくりの水泳と、自宅でクラシック音楽を聴きながら本を読むことが至福の時間だ。

 ○…病院勤務経験などで得た民間感覚を伝えようと、研究所の改革にも取り組みたいと話す。「私たちは研究員として県に守られているという意識になりがちです。これからはトップセールスマンとして医療機関や大学などと研究協力できる環境を築いて、自分たちのやりがいを作り出していきたいですね」。穏やかな表情の奥に秘めた意気込みで”開かれた衛生研究所”を目指していく。
 

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