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茅ヶ崎・寒川 人物風土記

公開日:2012.07.13

サザンビーチちがさき海水浴場のライフセーバー監視長になった
田島 拓也さん
松尾在住 20歳

鍛えた心身、人のために



 ○…ライフセーバーの長として「チームワークを大切にし、無事故で安全なビーチを目指します」と意気込む。大学1年から夏はサザンビーチで活動し今年で3年目。監視チームは複数の大学の学生と社会人で構成され、海開きに合わせて7月からリーダーになった。毎日早朝から夜までビーチを守り「無事に1日の業務を終われた時がほっとする瞬間」だという。



 ○…文教大学3年、ライフセービング部に所属。小学校で水泳、中学校ではサッカー部、高校ではラグビー部に所属しスポーツ一筋でやってきた。大学入学時に「スポーツで培った忍耐力や鍛えた身体を生かし、人のために何かしたい」と考え、友人の誘いもありライフセービング部に入部。当初はハードな練習に驚き後悔したが「先輩や仲間の支えでやって来られた」と感謝を忘れない。また、初対面での会話や、人をまとめる立場に苦手意識があったが、ライフセービングに出会い積極的に。今では「リーダーを任されても大丈夫だと思え、気負わずにやっています」と自然体だ。



 ○…東京都に生まれ現在も実家暮らしだが7月、8月は茅ヶ崎市内のマンスリーマンションを借りて一人で暮らす。「ライフセービング中心の生活を送りたいので、昨夏からこのライフスタイルにしました。海漬けの日々は楽しくて自分に合っています」と笑顔。茅ヶ崎の海は、音楽好きの両親がサザンオールスターズを聴いていたこともあり身近に感じられ「穏やかな空気感で、人の温かみを肌で感じられるところ」が魅力だという。



 ○…将来は、大学で学んでいる国際観光学の知識をを生かして「人のためになる仕事をしたい」という。「救助よりも未然に事故を防ぐことが基本で、技能を使わずに済むことが一番。多くの人にビーチに訪れてもらい、笑顔で帰ってもらいたい」と願う。8月31日までほぼ毎日ビーチの安全に目を光らせる。

 

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