東海道貨物支線を旅客列車も走行させる調査列車が、1月30日に茅ケ崎駅から出発し、運行された。主催は東海道貨物支線貨客併用化整備検討協議会。
当日、列車には学識者や国、自治体、鉄道事業者などの関係者約320人が乗車。茅ケ崎駅を出発し、東海道貨物支線(茅ケ崎〜横浜羽沢〜浜川崎〜川崎貨物)を走行、東京貨物ターミナルで折り返し、再び東海道貨物支線(東京貨物ターミナル〜川崎貨物〜浜川崎〜八丁畷)を走り、鶴見からは高島貨物線で終点の関内駅までの試運転が行われた。調査は、今後の貨客併用路線としての利便性や活用見込みを検討する参考の一つとして行われた。
貨客併用化とは、現在主として貨物を運んでいる鉄道を、貨物と旅客の両方を運ぶ鉄道にすること。茅ケ崎駅のように現在の東海道貨物支線の一部では、通勤ラッシュ時のみ旅客列車を走行させているが、今後は走行させていない部分を含めて常時利用できるようにするかを検討している。
県土整備局道路部道路企画課は、「工業地域の川崎などの臨海部が将来変化し、市街化した時を想定して今回の試運転を実施した。今あるものを使ってより便利になる可能性を探った」と話した。
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