学校行事などの際に、保護者らが決められたマナーを守ってもらうことを目的とした「マナーワッペン」がこのほど完成した。茅ヶ崎市PTA連絡協議会(深瀬幸子会長)に加盟する8小学校で6月の運動会から配布される。
このワッペンを配布するのは茅ヶ崎小、西浜小、浜須賀小、松浪小、香川小、鶴嶺小、緑が浜小、柳島小の8校。松浪小を除く7校が6月1日に行われる運動会で活用をスタートさせる。
これまでは緑が浜と香川、松浪の3校が独自にワッペンを製作。来校者がこのシールを衣服の上に貼ることで事前に禁止していた自転車での来校や撮影者の明確化など、マナー向上で効果が表れたという。この成功事例が校長や教員の異動により他校へ伝わっていったこともあり、新マナーワッペン合同製作となった。
子どもへの影響みんなで考えて
夜中の場所取りや近隣大型店舗への無断駐車、飲酒や喫煙など、運動会などの学校行事で見られる保護者のマナー違反は各校とも頭を悩ませてきた問題。「事前に禁止事項などを伝えているにもかかわらず、守られていないことがありましたが、我々も保護者の立場なので注意しずらい側面もあった」とPTA連絡協議会のメンバーの一人は話す。今回、8校合同のワッペンでマナー向上を訴えていくことにより、市全体への波及も期待している。
今回のワッペンは児童にも分かりやすいよう、市の人気キャラ「えぼし麻呂」を起用し、全部で1万2千枚製作した。柳島小PTAの高崎哲也会長は「児童は保護者や地域の大人を見ています。まずは運動会をきっかけに、大人の全体的なマナーアップを呼びかけていきたい」と話す。
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