茅ヶ崎市商店会連合会の会長に就任した 小林 健二さん 共恵在住 63歳
一生懸命が格好良い
○…茅ヶ崎市内14の商店街が加盟する連合会の新会長。「最初はお断りすることも考えましたよ。自分には750店舗の会長とかそんな役はプレッシャーに感じたけど、お世話になった茅ヶ崎に恩返しをする機会なんじゃないかって思って」と打診を受けた時の心境を振り返る。「決まった以上は楽しくやろうって思っていますよ。新しい人間関係が築ける楽しみと期待もあります」
○…市内共恵の「茶商 小林園」の代表取締役。祖父が平塚で興した茶舗の支店として父親が茅ヶ崎で開業した1949年に生まれた。10歳の時に父親が事故で他界。母親の手伝いに励みながら家業への道に進んでいった。「海で野球をしてる途中に配達の手伝いで呼び出されたりしたんですが、当時の苦労はあまり覚えていないんだよ」。持ち前の大きな声と大きな笑顔でその後独立するまでの苦い思い出を吹き飛ばす。
○…サザン通り商店街の会長を2006年から務める。活力ある語り口からは想像できないが、以前は控えめな性格だったという。「30代の時、尊敬出来る地元の先輩経営者の生き方を学んで積極的になってやれ、って気持ちを切り替えたら本当に変わることが出来たんです。だから『人は変わることが出来る』っていうのは事実なんです」。忙しさもあり、趣味のゴルフは行けていないが『遊びも仕事も一生懸命が格好良い』をモットーに、来年のバイク免許取得を目論むなど日々を楽しんでいる。
○…「商連はみんなの店で成り立っていることを忘れてはいけない」。組織の活性化や仲間づくりなど、今年は連合会の土台を強くするための1年と見据えている。「それぞれの商店街の会合に出来るだけ参加して、課題を皆で共有して解決していきたいですね。連合会としての組織力で、個店が持っている魅力を引き出していくことが会の役割」。堅実な基礎づくりから新たな舵取りが始まった。
|
<PR>