「ぷらっと来て、ぷらっと帰る」そんな気軽な居場所として親しまれている「さいとうさんち」。
茅ヶ崎市新栄町にある齋藤量平さんの自宅を、毎週水曜日の午前10時から午後3時まで一部解放し行われている。「さいとうさんち」運営委員会が管理や運営をしており、今年8月に開所して1年を迎えた。
利用者は、子どもから高齢者まで様々。300円(ランチ代込み)を支払い、食事やお茶をしながら、その場に集まった人やスタッフらと会話を楽しんでいる。
取材当日に同所を訪れていた男性は、「家にいても一人だけれど、ここに来ればご飯も食べられるし、誰かと会話もできる。男性にももっと気軽に来てほしい」と話す。初めて来た時は何を話したら良いのか分からなかったというが、徐々に仲間もできたと振り返る。
また、月に一度、1歳未満の子どもと母親、妊婦限定で参加できる「子育ての日」を設けていることもあり、子どもの来所も多い。世代間の交流が図れることも魅力の一つだという。
「ここには、子ども用のおもちゃや絵本は置いていませんが、小さな子どもが来てくれるのはとても嬉しいですね」と運営スタッフの早川仁美さんは話す。
居場所作りで孤立防ぐ
核家族化が進む昨今、社会からの孤立は全ての世代で共通した課題だという。
「学校に馴染めない学生など、若い世代が集まれる居場所作りも必要。また、お年寄りや母親の居場所もまだまだ足りていないのが現状です」と早川さん。
現在、さいとうさんち運営委員会を含めた市内11団体が集まる「まちづくりユニット茅ヶ崎」では、香川の「デイサービスあのん」や、茅ヶ崎の「保育室ぽかぽか」の一部を解放して居場所作りを行っており、今後も場所の提供やボランティアスタッフの募集を行っていくという。
さいとうさんちに関する問い合わせは、デイサービスあのん【電話】0467・52・2200へ。
|
<PR>
茅ヶ崎・寒川版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
|
<PR>